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つるけんたろう

つるけんたろうさん

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『0円で空き家をもらって東京脱出!』

2014/10/17

『0円で空き家をもらって東京脱出!』 朝日新聞出版/1080円

移住者目線で描いた尾道の町の楽しさ・面白さ

尾道在住の漫画家・つるけんたろうさんが、8月下旬に自身初の単行本『0円で空き家をもらって東京脱出!』を発売。東京から尾道に移住してからの生活をリアルに描いたコミックエッセイです。これは話を聞かなくては!ということで、漫画にも登場する卓球場「天狗プレイ場」におじゃましてきました。


まずは、つるさんが尾道に移住したきっかけを。漫画家を目指して上京したつるさんは、原作付漫画やイラストの仕事をしながら、本屋で週5日のアルバイトをする貧乏生活を送っていました。ある時、尾道に住んでいる大学時代の友人から「尾道では空き家が多いのが問題になっている」「最近、若い人が空き家を激安で借りて住んでいるらしい」という話を聞きます。この話が心の隅に引っかかっていたつるさん。東京暮らしが長くなり重圧と焦りが襲ってくる中、「東京を抜け出す! 尾道に行く!」という決断をするのです。

『0円で空き家をもらって東京脱出!』には、移住してからの愉快痛快な尾道ライフが描かれています。自宅の改修作業から、「尾道空き家再生プロジェクト」の活動、個性豊かな人や文化との出会い、「天狗プレイ場」の自作、ゲストハウス「あなごのねどこ」誕生秘話など、人間味あふれる濃いエピソードが盛りだくさん。読めば、地元の人も県外の人も、尾道の町の楽しさ・おもしろさを再発見できますよ〜。

移住して6年、つるさんに尾道の印象を聞いてみると…。「賑やかな町なので飽きないですね。来る前は、地方で静かにのんびりと暮らす想像をしていたんですが、いろいろと借り出されちゃって」と、思い描いていた生活とは全く違ったそう。確かに、いろ〜んなこと、やっていますもんね!
「元々、人と話すのが好きなんですが、東京にいる時は道端で人と話すなんてことはなかった。今は、外に出かけると、だいたい知り合いに会いますからね。急いでいる時は商店街を通らないようにしています(笑)」。尾道に移住して、人との関わりや繋がりも強くなったようです。
「『0円で空き家をもらって東京脱出!』は、尾道の町のみんなで作った本。団体戦みたいな感じかな」と、つるさん。「地方に住む人、都会に住む人、どちらにも読んで欲しいですね。東京にいた頃の僕のように、自分の居場所を探して悶々と悩んでいる人に読んでもらいたい。この漫画が、行動を起こすきっかけになれば」と話してくれました。

つるさんは、「シネマ尾道」のパンフレットや「おやつとやまねこ」のパッケージ・デザイン、手拭いなどのデザインもしています。尾道の町を歩くと、あちこちで、つるさんの作品に出会えますよ。

漫画、デザイン、卓球、けん玉、ゲストハウス作り…。尾道に移住してから、枠にとらわれず次々と新しいことに挑戦している、つるさん。「自分がいいと思うもの、自分がやれることをやっていきたいですね。本業とか決めない方が面白いんじゃないかと(笑)」。
「なんじゃこれ!と言われるのが好き」というつるさん。10月には、自作グッズのお店「ファンシー考作室 カルデラ」がオープン。ネーミングからして、「なんじゃこれ!」の匂いがプンプンしますね。どんなお店になるのか、楽しみすぎます!


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つるけんたろうさん

著者プロフィール

1977年生まれ、熊本県阿蘇出身。
東京で漫画やイラストを描いていたが、2008年に広島県尾道市へ移住。築80年の古民家を0円でゲットし、新たな生活を送っている。

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