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「広島の神楽探訪」

三村泰臣さん

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「広島の神楽探訪」

2009/10/01

全国に誇るべき 広島の貴重な文化

「死反生」。この言葉とともに、広島の神楽があるといっても過言ではありません。鬼の持っている鬼棒は、それを象徴するものとして扱われ、神楽によってはその棒で頭や体を撫でられると、ご利益があると言われているものもあるのです。神楽で使われる基本色は、赤、青、黄、白、黒の5色。これは五方を示し果ては宇宙の成り立ちを示しているんです。神楽には、宇宙の要素が全て含まれていると言ってもいいのではないでしょうか。それくらい神楽というものは、スケールの大きな文化なのです。
今から30年ほど前に初めて神楽を見たときの衝撃を今でも忘れられません。そのときから月に2、3回。年間では30回以上も各地に足を運び、県内のさまざまな神楽を見続けてきました。
全国各地に神楽は残っていますが、大人から子どもまでが心を躍らせ、一晩中見入ってしまうようなものは、広島の神楽だけなのです。広島の神楽にはしっかりとしたストーリー性や演劇性があり、舞いやお囃子のスピード感も素晴らしく、見るものをひきつけて止まないのです。
広島には300種以上の個性的な神楽団があり、これは全国で2番目に多く、それぞれにとても味わい深いものがあります。そしてそれらを「芸北神楽」「安芸十二神祇」「比婆荒神神楽」「備後神楽」「芸予諸島の神楽」と地域ごとに大きく五つに分類し、それぞれの特徴と魅力をまとめたものがこの本です。代表的な芸北神楽は、華やかで芸能性がとても高く、今では年間を通して広島市内での講演もありますから、見る機会が多くありますが、その他のものは、その時期のその地域でしかなかなか見ることができません。ですからそれらが見れると言うことは、とても貴重な体験でもあります。
この本を通して、一人でも多くの方が神楽の魅力を知り、そして広島の誇りとして全国に広めていただけたら嬉しいですね。

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三村泰臣さん

著者プロフィール

三村泰臣
(みむらやすおみ)

1947年三次市生まれ。広島工業大学環境学部教授。神楽の魅力にとりつかれ、約30年前から広島県内各地の神楽を見続け、研究をする。大人から子どもまでを惹きつけてやまない神楽を、全国に広めるための活動も行っている

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