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「自分史味の「昭和断片」・真珠湾からポプラまで・」

松永 仁さん

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「自分史味の「昭和断片」・真珠湾からポプラまで・」

2009/09/24

報道取材経験に基づく
昭和史をひもとく

中国放送に入社した私は、すぐにラジオ番組の制作に回されました。戦後の広島は、本当に焼け野原で何にもありませんでした。しかしそのなかでも、広島の人たちは街の復興に向け、力強く生きていたのです。
本川の河川敷、今の中央公園がある辺りには、戦後スラム街ができましてね。その街の中に、ポプラが立っていたんです。当時、ドキュメンタリー番組製作の取材で広島の街を走り回っていた私も、そこに住んでいる人たちからいろんな話を伺いました。そして、喜怒哀楽さまざまな人間模様も目の辺りにしたんです。この本の表紙モデルになっているポプラの木は、その強く生きていた人たちの人間模様を、ずっとそこで見守り続けてきたんです。私はこのポプラの木が大好きになってしまいまして、そのポプラの視線で本を書こうと思い立ったんです。

そのほかにも、戦争に対する私なりの考察かありまして。
第二次世界大戦の時の、日本軍の真珠湾攻撃の際の上空からの攻撃は良く知られていますが、実は海上からも、魚雷を積んだ部隊が攻撃をしかけていたんです。もちろん、その部隊は攻撃を仕掛ける前に壊滅し、歴史に記されることはなかったのです。
また、広島と長崎の原爆投下に関わった、チャールズ・スウィニー氏の、戦争後の思いと行動を、私なりに解釈した項もあります。

戦後の広島の街、私の戦争体験、真珠湾攻撃、昭和天皇など、取材や私の体験で得た記憶を、書き残しておくべきだと思いました。今の憂うべき平成の骨格を決めた昭和という時代を、私の視点から形にしたかったのです。
そしてこの本を、私の孫が17歳になったときに読み、何かを感じとってくれたら嬉しいですね。

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松永 仁さん

著者プロフィール

松永 仁
(まつながひとし)

1936年新潟県長岡市生まれ。22歳のときRCC中国放送に入社しラジオ製作・報道、テレビ製作などを行い1974年退社。1980年からアルジェリアにて企業通訳を行う。2002年、広島市袋町小学校平和資料館・運営協力員として活動

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